用語集– archive –
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蛍光X線膜厚計
【この記事の要点】 蛍光X線膜厚計とは: めっきの厚さ(膜厚)をミクロン(μm)単位で正確に測定する、最新の非破壊検査機器です。 測定の原理: 製品にX線を照射し、跳ね返ってくる「蛍光X線」の強さを分析することで、製品を壊さずに皮膜の厚みを算出し... -
付き回り性
【この記事の要点】 付き回り性とは: 複雑な形状の部品に対して、くぼみや穴の奥深くまでめっきを均一に行き渡らせる能力のこと。 設計時の注意点(ハウツー): 電気めっきは「角に厚く、穴の奥に薄く」つく性質があるため、「袋穴を貫通穴にする」「角... -
硬度(耐摩耗性)
【この記事の要点】 硬度=耐摩耗性: ギアやシャフトなどの「摺動部(こすれ合う部分)」では、めっき皮膜の硬さ(ビッカース硬さ:HV)が製品の寿命を左右します。 無電解ニッケルめっきの熱処理: めっき後に約400℃の熱処理(ベーキング)を行うことで... -
導電性(接触抵抗)
【この記事の要点】 導電性と接触抵抗: 金属そのものの「導電率」だけでなく、部品同士が触れ合う面の酸化被膜や粗さによる「接触抵抗」を通電効率の指標として考える必要があります。 3大めっきの使い分け: 最も電気が通る「銅」、摩耗や腐食に強い「ニ... -
はんだ付け性
【この記事の要点】 はんだ付け性の低下とは: 時間の経過とともに錫(スズ)めっきの表面状態が変化し、実装工程ではんだが弾かれてしまう(濡れ性が悪くなる)現象です。 2つの大きな原因: 空気中の酸素や水分による「表面の酸化」と、下地の銅成分が表... -
耐食性(塩水噴霧試験時間)
【この記事の要点】 耐食性の評価基準: めっきの防錆力は、過酷な塩水を連続して吹き付ける「塩水噴霧試験(SST)」で錆が発生するまでの「時間」で客観的に評価されます。 寿命の換算は可能か: 「試験〇〇時間が実際の〇年」という厳密な換算式はありま... -
ピンホール
【この記事の要点】 ピンホールとは: めっき皮膜に生じる目に見えない微小な穴。ここから水分や酸素が侵入し、内部の素材(鉄など)が急激に錆びる原因となります。 主な発生原因: 加工中に発生する水素ガスの付着、液中の微細なゴミ、素材自体が持つ表... -
密着不良・剥離(はくり)
【この記事の要点】 剥離(はくり)の最大の原因: めっき不良の8割以上は、素材表面の汚れ(油・サビ)や頑固な「酸化皮膜」を取りきれていない前処理不足によるものです。 素材による難易度の違い: アルミやステンレス、鋳物(イモノ)などは特殊な酸化... -
ウィスカ(錫の針状結晶)対策
【この記事の要点】 ウィスカの脅威: 錫(スズ)めっきの表面からヒゲ状の金属結晶が成長し、隣接する端子に接触して「ショート(短絡)」を引き起こす現象。 発生の主な原因: めっき皮膜の内部応力(圧縮応力)や、素材(銅や真鍮)とめっき皮膜間で起... -
水素脆化(すいそぜいか)
【この記事の要点】 水素脆化(すいそぜいか)の恐怖: めっき工程で金属内部に侵入した「水素」が原因で、高強度ボルトやバネが突然折損する現象(遅れ破壊)。 ベーキング処理が必須: めっき加工後、速やかに専用オーブンで加熱(約190〜200℃)し、内部...