用語集– archive –
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はんだ付け性
【この記事の要点】 はんだ付け性の低下とは: 時間の経過とともに錫(スズ)めっきの表面状態が変化し、実装工程ではんだが弾かれてしまう(濡れ性が悪くなる)現象です。 2つの大きな原因: 空気中の酸素や水分による「表面の酸化」と、下地の銅成分が表... -
耐食性(塩水噴霧試験時間)
【この記事の要点】 耐食性の評価基準: めっきの防錆力は、過酷な塩水を連続して吹き付ける「塩水噴霧試験(SST)」で錆が発生するまでの「時間」で客観的に評価されます。 寿命の換算は可能か: 「試験〇〇時間が実際の〇年」という厳密な換算式はありま... -
ピンホール
【この記事の要点】 ピンホールとは: めっき皮膜に生じる目に見えない微小な穴。ここから水分や酸素が侵入し、内部の素材(鉄など)が急激に錆びる原因となります。 主な発生原因: 加工中に発生する水素ガスの付着、液中の微細なゴミ、素材自体が持つ表... -
密着不良・剥離(はくり)
【この記事の要点】 剥離(はくり)の最大の原因: めっき不良の8割以上は、素材表面の汚れ(油・サビ)や頑固な「酸化皮膜」を取りきれていない前処理不足によるものです。 素材による難易度の違い: アルミやステンレス、鋳物(イモノ)などは特殊な酸化... -
ウィスカ(錫の針状結晶)対策
【この記事の要点】 ウィスカの脅威: 錫(スズ)めっきの表面からヒゲ状の金属結晶が成長し、隣接する端子に接触して「ショート(短絡)」を引き起こす現象。 発生の主な原因: めっき皮膜の内部応力(圧縮応力)や、素材(銅や真鍮)とめっき皮膜間で起... -
水素脆化(すいそぜいか)
【この記事の要点】 水素脆化(すいそぜいか)の恐怖: めっき工程で金属内部に侵入した「水素」が原因で、高強度ボルトやバネが突然折損する現象(遅れ破壊)。 ベーキング処理が必須: めっき加工後、速やかに専用オーブンで加熱(約190〜200℃)し、内部... -
寸法公差(めっき厚による寸法変化)
【この記事の要点】 寸法変化の基本原則: 軸(外径)は太くなり、穴(内径)は狭くなる。変化量は「片側膜厚の2倍」で計算する。 ねじ部の落とし穴: 三角ねじの場合、有効径は「膜厚の約4倍」も変化するため、特別な注意が必要。 トラブル回避の鉄則: ... -
下地めっき
【この記事の要点】 密着性の劇的な向上: 素材と仕上げめっきの「接着剤」として機能し、剥がれや膨れなどの致命的なトラブルを防ぐ。 美しい光沢と平滑化: 素材の微細な凹凸(粗さ)を下地で埋めることで、最終的な見栄えを飛躍的に高める。 トータルコ... -
静止(ラック)めっき
【この記事の要点】 外観品質の維持: 製品を治具に固定するため、製品同士の接触による「傷・打痕」を完全に防げる。 大型・精密品に最適: バレルに入らない大型部品や、変形しやすい繊細な形状に適した工法。 コストと品質の選択: バレルより単価は上... -
バレルめっき
【この記事の要点】 圧倒的なコストパフォーマンス: 大量の部品を一括処理するため、個別の治具が必要なラックめっきに比べ大幅な単価抑制が可能。 大量生産に最適: ボルト、ナット、端子などの小物・精密部品の大量加工において最も効率的な手法。 適応...
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