バレル方式のスズめっき ~小物部品に最適な均一めっき技術~

目次
スズめっきとは
スズ(Sn)は光沢が美しく、はんだ付け性・耐食性に優れた金属です。
電気・電子部品、ネジ、ばね、端子など、幅広い分野で利用されています。
特に鉛フリー化が進む近年では、環境対応めっきとしても注目されています。
バレル方式とは
「バレル方式」とは、樹脂製の円筒容器(バレル)の中に多数の小物部品を入れ、
バレルを回転させながら電解めっきを行う方法です。
部品が転がりながら電解液と電流を均一に受けるため、
一度に大量の小物をムラなく処理できるのが最大の特長です。
- 小型・大量生産品に最適
- めっき厚さが比較的均一
- 人手をかけず自動処理が可能
- コストパフォーマンスが高い
バレル方式スズめっきの特徴
講師を務めるのは、各工程のリーダーや熟練技術者たち。
「自分たちの経験を次の世代に伝えることで、改めて基本を見直す機会になっている」と話します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| めっき外観 | 明るい銀白色の光沢 |
| めっき厚さ | 数µm~10µm程度(用途に応じ調整) |
| 主な用途 | 電気接点、ネジ、端子、ばね、電子部品など |
| 特徴 | はんだ付け性良好、鉛フリー対応、耐食性良好 |
バレル内では部品同士が接触しながら転動するため、
ごく微細な傷がつく場合もありますが、
機能面では問題なく「外観よりも機能重視の部品」に最適です。
当社の取り組み
当社では、以下のような管理と技術で安定品質を確保しています。
- 液管理の徹底(金属濃度・酸濃度・添加剤バランス)
- 電流分布を最適化したバレル設計
- めっき後の外観検査・膜厚測定の実施
また、RoHS対応や鉛フリーはんだとの密着性評価にも力を入れており、
環境対応と信頼性の両立を実現しています。
まとめ
バレル方式のスズめっきは、
「小さな部品を、安定した品質で、大量に処理できる」効率的なめっき方法です。
コストを抑えつつ、はんだ付け性や防錆性を確保したい製品に最適です。
私たちは、用途・ご要望に合わせた最適なスズめっき仕様をご提案します。
試作・量産ともにお気軽にご相談ください。